こんにちは。KDPに新刊を出したので報告のエントリです。今年、2冊めですね。といっても1冊目はずっと前に書いたものをまとめただけなので、ちゃんとした新刊はひさしぶりです。では紹介して行きたいと思います。

今回、出したのはこちら『夕日の音を知っていますか? 夜の青さを認識しました』です。




変わったタイトルですね。変わったものにしたいなと思って考えました。最近、やっている映画のタイトルに似たものがありますが、その映画の存在を知る前から考えていたタイトルです。そう、この小説は結構、長い間、書いていました。だいたいの話を構想したのは2年前ぐらいでしょうか。そのわりに文字数としては73000字ぐらいなので言うほどの長編ではありません。書いては放置し、全部消してやり直し、書いては消し、直し、書いて消して書いて直して直してやっと出せた感じです。最初はちょっと短めにお遊びの短編としてさくっと書こうかなと思ったものでした。

どうしてこうなった。わかっています。そう『リズと青い鳥』のせいです。2018年の4月下旬のこと映画館へ足を運んだ私はそこで見た映画『リズと青い鳥』に衝撃を受けました。こちらはそのときの感想です。 【感想文】『リズと青い鳥』を見て

そんなこんなで『リズと青い鳥』みたいな表現の小説を書きたいと思ってしまった私は、ドツボにはまり、何を書いているのか直しているのかよくわらなくなりながら『リズと青い鳥』のオマージュをいれたり『リズと青い鳥』を何度も見たりしてなんとか書きあげました。正直、今もなにができたのかよくわかっていません。まだまだ直し足りない気持ちですが、なにをどう直せばいいのかが私の能力ではもう無理となりました。こんなに一つの小説を直したりしたのははじめてです。どうも熱心に入れ込み過ぎたのでつまらなくなってるのでは? な気持ちもあります。よくありますよね、さくっと出したやつのほうがおもしろいと言われるパターン……。

ということでできあがった小説ですが、とりあえず表に出せたので紹介はしたいと思います。内容としましては、滅んで人がいなくなってしまった学術都市の図書館で今も街を管理している少年型ロボットのクゥクゥのもとへ、ゼラという女性がやってきてどうこうなお話です。もう少し詳しくはamazonの内容紹介のページに書いてあります。

あと、もう結構、前ですが、書いている最中に機会があったので、てきすとぽいという場所で予告編のようなものを書いたこともありました。「画面は開発中のものです」的なもので実際の小説とは違うものですが、雰囲気は伝わるかもしれません。文章は結構、違います。 夕日の音を知っていますか? 夜の青さを認識しました(予告編)

今回はカクヨムに出したりは今のところしない予定です。なぜならカクヨムではあまりできない(効果がない)ことをしました! もし気が変わって出したくなったら、結構、修正するかもしれませんので、どこでも出せるというものではなく、KDP版という感じです。あまり意味、伝わっていませんね?

この作品は、人にウケなくてもやりたいことをやるぞ、という方針で書きました。なので実力不足な面は感じたり、どうしていいか苦悩しつつも、結果としてはそれなりに満足していますし、楽しめました。そんな自己満足な方針から生まれた作品ですが、興味を持てた方は読んでみてください。あと映画の『リズと青い鳥』が最強なのでまだ見ていない人は見てください。

次はもうちょっと普通のエンタメミステリィっぽいのを書こうと思います。今回、とても疲れました……。

ではでは。