こんにちはみなさん。そろそろさようならゴールデンウイーク。今日はずっと楽しみにしていました森先生のGシリーズの新刊『χの悲劇』を読みましたので、それの感想文を書きます。ただし今回はネタバレをまったく気にせず書きますので、読んでない人はゴーホームクイックリィでお願いします。ではいきましょう!



というわけで感想文を書こうと思いますがほんとうに読みましたね? いいですね? ネタバレしても怒りませんね? わたしが責任を持てるのはここまでです。ここから先はどうしようもできません。 もう読んだぜ、という人とネタバレなど一向にかまわんという人のみ続きを読みましょう。


というわけでここからいよいよ感想文です。書評や考察ではありません。深い洞察など並びません。 ただ読んだことを並べて、やべーよ、すげーよ、言うだけです。

というわけでいいかげん書きましょう。『χの悲劇』です。



今回はあの島田さんが主人公でした。読み終わって思いますが、いいキャラですね。お亡くなりになられましたが、サイボーグシマダさんになっての再登場が待ち遠しいです。 読んでるうちから未来だな感はありましたが、まさかのそんな歳かよ! という感想でした。すでに時系列をちゃんと認識して読むことができなくなっているので、いろいろなキャラの年齢があやふやな感じでしたがそれでもちょっと予想外過ぎました。

金さんはあれでしょうか。西之園萌の同級生とかだった金子勇二くんでしょうか。飛行機事故/テロでお姉さんを亡くされたとかで四季さんを追いかけてるとか前にどこかであったような気がします。最初、読んだときはまったく思い出せず、誰かいたっけ、となっていましたが二回目にざっと読んでるときにやっと思い出せました。

あとカイさんです。今回の第二主人公と言っても過言ではないというかGシリーズの主人公ともいえる海月くんです。思ったんですよ。読んでる最中に、こいつ海月くんぽいなと。でも海月くんにしてはしゃべりすぎだろ、と思ったのでやっぱり違うな、と考えたけど、結局、海月くんでした。しゃべりすぎだろ! そう思ってセリフを見返してみるとやはり海月くんっぽいリズムが感じられるような気がします。ジェリーとかもそのヒントだったわけですね。

友人の記者とは儀同さんのことなのでしょうか。それとも最初の取材とのことなので別の人でしょうか。というか海月くんは各務さんの子供だったのですか! でもお父さんは保呂草さんとは別の人なのでしょうか? わけがわかりません。山吹さんと海月くんが住んでいた島にほかのシリーズのキャラもいたとか短編であったわけで、あの島はなにか特別ななにかがあるのですかなにか。

あとあれです。就職先です。前作のキウイγで海月くんが「海外に就職したい」とか言ってたので、どこになるのかなーとか思ってたらあれですか、就職先はルナティック・シティですか。ミナスポリスとかギリシャ語で読んでますけど月の街って言ったらルナティック・シティじゃないですか。今作の中でも原子力がどうとか、ロボットや人工知能とか島田さんも作ってますし着実に百年の未来やWシリーズのさらに未来へと道が伸びている気がします。

殺人ミステリィ部分はもういらないのでは、というぐらいな感じがしてきました。島田さんも言ってましたが「そりゃ、解決せんわなぁ」です。それとも犀川先生ならすぐにわかるのでしょうか。海月くんがわかったのでわかるのかもしれません。

結局、海月くんは四季さんと通じてるのでしょうか。それとも普通に生きてたら勝手に巻き込まれた系なのでしょうか。今回もやはり四季さんはもう人間を超越しています。寿命なんて吹き飛ばそうとしているのが素晴らしいです。
「歳を取れば、みんな死ぬんです」
「どうして、そう思うの?」
「 え?」島田は、その問いに驚いた。「どうしてって、言われても……。みんな、そうだから。これまで、そうだったから」
「そんな不可能を、科学は消し去ってきました」 

あなたが神か。もう完全に神様として存在しています。不死身の人間が後悔するフィクションを読んで、どうしてそういうのばかりなのだろう、と考えて、不死身で普通に生きる人の話とかを書いたりしていたわたしとしてはこちらの考えがものすごくかっこよく見えます。

どうもこの作中世界では「四季語録」というようなものが広く回し読みされているようですので、講談社さんからはぜひそのようなものを出版して頂きたいと願っています。四季さんはやはり半端ないです……。

 あと気になったのは前作キウイで犀川先生が「質問はひとつだけと言った」というのと今回の海月くんが「質問は二つだけと言いました」的なところが似ているなと感じましたが偶然でしょうか。それともなにか裏にあるのかわたしにはわかりません。

それから「あなたは生きる価値のある人」的なセリフがあったのが冷たく気になっています。ならば、当然、生きる価値のない人もいるということでしょうか。そもそも飛行機事故/テロというよくわからないものがはじまりではないですがひとつのきっけかのように存在します。西之園博士はいったいどんな重要人物だったのでしょうか。誰かにとって生きる価値がないから殺されてしまったのか。謎です。

というわけで大変謎が深まる『χの悲劇』でした。ちょっとずついろいろな謎が明かされているのに、明かされる数よりさらに謎が増えて深まっているような感じなので大変おもしろ困ります。Gシリーズの次作はいつでるのでしょうか。次は『ψ』で、その次が『ω』とのことです。これが後期3部作らしいですが、ここでGシリーズはいったん落ち着くのでしょうか。まるでわかりません。Wシリーズがどうなるのかも気になります。

とてもとても素晴らしい森先生の小説を引き続き楽しみに待っていようと思います。では最後に今回の小説にあった好きなセリフ3つを引用して終わりにしましょう。

「わざと、間違えましたね?」
「凄いなぁ。さすが東京だぜ」
「私です」

ではでは