こんにちは。10月27日から11月9日の二週間は「読書週間」らしいです。
R-style » 書評週間企画、はっじまるよ〜

そんなわけで上記ブログの主、倉下さんによる書評週間という企画が今年もあるらしいので、1冊ぐらいは参加することにしてみましょう。
 
はじめは森先生の『小説家という職業 (集英社新書) 』にして、最近、村上春樹さんが出した『職業としての小説家 (Switch library) 』との比較でも倉下さんにしてもらえればと考えていたのですが、なんと! 二年前の同じく書評週間という企画で既に感想文を書いてしまっていました!
【感想文】森博嗣先生の『小説家という職業』を読んで


二年前から発想が成長していない……。ということで上記の本を対象とすることはできなくなりましたので、これはもうなにかを考えるのはやめて、はっちゃけて、『赤目姫の潮解』行っちゃうかーという感じで本を選びました。




読んだことのある人ならわかるかと思いますがこの本は簡単に人におすすめするようなタイプの物語ではありません! でもだからこそする価値があるのではないでしょうか! ええ、とくになにも考えていません! とりあえず行ってみましょう!

そんな風ではじめる今回の感想文ですが、簡単にいえば「わたしにこの本の感想は書けません」というのが感想です。なんというか難しすぎるのです。ハイコンテクストなのです。超越的です。どうかどうか頭のいい人にこの本を読んでもらって、解説して頂きたいと常々、思っています。発売当時読んで、今回、再読しましたが、やっぱりわたしの頭で理解できるところを超えている気がしてしょうがありません。

舞台は近未来だと思います。SFだと思います。ストーリーはないとは言いませんが、一見して話せるようなわかりやすいものはありません。わたしはあまりSFを読みませんが、通常のSFらしい物語は「現代とは少し違う世界があり、その中で能力を持ったキャラクターがおり、なにかしらの事件に関わり、解決する」という感じではないかと思います。この本の前作2冊はそういったある程度「普通」に沿ったものだったと思います。しかしこの本はそうではありません。「なんか変だぞ? →なんか変だぞ? →なんか変だぞ? →おわり」という感じです。SFとしての設定などが裏側にあるということは感じられるのですが、それについての説明などはまったくないようなもので、ただこのSFとしての世界をあるがままに書いているのではないかと思います。

そんなあるがままだからでしょうか。この小説はとても綺麗です。文章も美しく、興ざめするような説明文もありません。「おもしろい?」と聞かれたら「…………………お、おもしろいよ、たぶん。なんかむずかしいけど」とか答えるタイプの本です。美しさと凄まじさが詰まっている本です。そんな美しさはわたしの文章力では伝えられませんでの読んで感じてもらうしかありません。

難しさでいっぱいのこの本ですが、書かれているセリフや文章、考えなど、全部を理解することはできなくても、とても興味深いものがたくさんあります。人間とロボットなどの人形、そんなものに興味のある方は読むと楽しめる可能性への期待が他の人よりいくらか高いでしょう。

この本は百年シリーズの3冊目ですが、この本から読んでも大丈夫です。だって、前の本から読んでもわけわかりませんからね! 細かいことを言えば、小さなつながりなどがあるのですが気にしなくていいと思います。勢い良く飛び込んでいきましょう!

やっぱりこの本の感想を書くなんて無理だったのだ……。

 ではでは……。