感想文のお時間がやってきました。どうやら今は読書週間らしいですね。
書評週間@読書週間

10月27日から11月9日の間のようですので、みなさんもわたしの本の感想とかを書けばいいと思います! ちなみに書評という言葉を使うのは苦手なので感想文で押し通す所存です。というわけで感想文いってみましょう。

本日のお題はこちらです。


みんな大好き森博嗣先生の新書ですね。感想文かー、じゃああれで、とKinldeに探しに行ったらねーでやんの! しょうがないので紙の本で2冊目を買ってきました。

前回の感想文は引用多めでしたので、今回はなんにも引用なしで行ってみたいと思います。つまり書かれたことをわたしという写像に通したイメージのみを書いてみよう試みです。というかです、この本もそうですが、森先生の本は引用したくなるところが多すぎて、それで引用しまくってるとほかの方の書評とまるかぶりになり、差別化できないのです。森先生も具体的なものよりも抽象が大事と言われているのでイメージで進めていきましょう!

この本は『小説家という職業』というタイトルです。ジャンルとしては新書ですが小説の書き方、指南本というわけではありません。著者は、こんな風にやってきた。小説はここが大事だと思ってる。芸術とはそういうものだ。出版社おっくれてるー。でも出版社の人はいいひとばかりだよ。善人なら良いってわけじゃねーけどな! みたいなことがときにやさしく、もっと厳しく書いてあったりする本です。

えっと、あとなに書こう……。

そうそう、小説には「新しさ」が大事と書いてあった気がします。小説に限らず、あるものが当たったから似たようなものを、というようなものがありますよね。あんなのもってほからしいです。そんなものを書いているうちに読者は次のものを求めている。その先を見渡す視点が作家の能力とのことです。なので、森先生大好き、と影響を受けたことを自覚しつつあまり気にしていないわたしはダメなのでしょう! 森先生はすっごい前にいるので、背後についていけばそれなりに新しいんじゃね、という策略ですがダメですか! まって、おいてかないでください!

ところで「新しさ」とはなんでしょう? たとえば何か最新の技術を取り入れることとか、たとえばより過激にしてみるとか、たとえばなんでしょうね。たしかに最新の技術を取り入れると今までになかったストーリーにできたりはすると思います。それはそれでおもしろいと思いますが、「新しさ」を感じるかというと個人的には違うような気がします。

わたしは「新しさ」とは「発想」なのかなと、今、思いました。(考えながら書いてます。そういえばこの本にも、小説は考えながら書いたほうが良いとかありました)まえから思っていたかもしれませんがしっかりと記述するのははじめてかもしれません。

たとえば「働かざるもの食うべからず」という言葉が広く使われているときに、「別に働くことが人間の尊厳なんかじゃないよ」と言う人がいれば、それは「新しい」ものに思えます。(森先生の小説にもそんなセリフがありました)

別の森先生こと森鴎外の『舞姫』という作品を多くの方が学生時代などに読まれたかと思います。文章が難しかったり、綺麗だったり、ただなんとなく「ウンテルデンリンデン! ウンテルデンリンデン!」と叫びたくなるような作品で、今の時代からすれば少し古いものであることは確かです。ただ、わたしはこの作品の最後の2文が好きで、それを書くという発想に「新しさ」を感じています。

わたしもせこせこ小説を書いていますので、そんな「新しさ」を盛り込んでいきたいなーと思っています。そしてそのような「新しさ」を書くためのツールとして、最新の技術であったり、過激な表現などがあるのかなとも考えます。

CM:わたしは感情がない人間をツールとして用意し、そんな視点から発想を書いてみました。じぶんが読みたかったので。
demi - spring and autumn -

結局は、その人がなにを本質として書くかでしょうか。その本質を見失いたくないですし、見失うと「新しく」なくなってしまうのかなと思います。めんどくさいですね、小説を書くって。だからこそ、できあがるものに素晴らしいものがあったりするのでしょう。書いた人の欠片みたいなものが感じられるので。そういえば、この本の中にもそんなくだりがありました。小説はひとりで書ける。映画もアニメも漫画もひとりではむずかしい。(やっている方もいるでしょうが)だからこそ良いと。

これは小説が他のものよりも創作物として優れているというわけではありません。映画には映画の利点があるように、漫画には漫画の利点があるように、小説のひとつの利点として著者個人の感覚に近づきやすいというおもしろさがあるのだろうと思います。

というわけで言いたいことは伝わったでしょうか? 伝わってませんか? 計画通りです。そういった方はこの本を読みましょう。読めば目から鱗がこぼれるぐらいのダメージを負う可能性もありますし、すごい参考になったと今後にいかせる人もいるでしょう。俺は小説なんか書かないよって? そういう人は同じ時期に出た自由論とか働き方論とか抽象論とかの新書があったかと思いますので、そっち読みましょうね! あと森先生の小説も読みましょうか!

小説の書き方も模索中であり、ブログの書き方も模索中であり、感想文の書き方ももっと模索中なので、こんな感じにしておきましょう。永遠にβな気が凄いしているわたしです。なので常に五里霧中です。あといつでもMORI夢中です。(上手いことを言ってやった)

というわけで引用しないと言いましたが、最後にひとつだけ引用をして終わりにしましょう。

毎日、時間があったら作品を書こう。本当にこれに尽きる。ブログなんか書いている場合ではない。上手く書けないというなら、20作ほど書いたあとで悩んでもらいたい。 

……ではでは。



『舞姫』 - 森鴎外